お薬を正しく使うことは、治療においてとても重要です。間違った使い方をすると効果が薄れたり、健康を害したりする恐れもあります。そのため、日本調剤の薬局では、薬剤師から患者さまにお薬の適切な使用法や、副作用などの情報をお伝えした上でお薬をお渡ししています。そして2020年9月、お薬をお渡しするときだけではなく、服薬期間中にもフォローを行うことが義務付けられました。具体的には、必要に応じて患者さまのお薬の使用状況を継続的かつ的確に把握し、必要な情報提供や指導を行うことが定められました。なぜ服薬期間中のフォローが義務化されたのか、その背景をお伝えするにあたって、まずは「医薬分業」についてお話しさせていただきます。