日本調剤の出店戦略
日本調剤の出店スタイル
日本調剤では、全国で質の高い医療サービスを提供するために、厚労省から求められている「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能をベースに、専門的な知識が求められる「高度薬学管理機能」と地域住民の予防・未病改善に貢献する「健康サポート機能」を持った薬局づくりを進めており、全国47都道府県に調剤薬局を展開しています。
高度で専門的な知識が求められる基幹病院前の「門前薬局」
大学病院など、高度医療を担い地域医療の中核としての役割を果たす大型総合病院の門前に構える薬局スタイルです。医療機関から発行された処方箋には重篤な症状に対して効果の高い薬が多いですが、その反面、副作用などのリスクも高く、患者さまに対して薬剤師による的確な服薬指導が必要となります。必然的に薬局・薬剤師は高度で専門性の高い知識・技能、最高レベルの医療サービスの提供が求められます。こうした最先端の医療現場の一端をしっかりと担うことにより、患者さまや社会から求められる調剤薬局としての役割を発揮しています。
地域住民の健康増進に貢献する「ハイブリッド型薬局」
「ハイブリッド型薬局」とは日本調剤独自の店舗形態で、街中や駅近くなど患者さまにとって利便性の高い場所に出店する「面対応薬局」と、同じエリアに複数の医療機関が集まる「メディカルセンター(医療モール)型薬局」の要素をあわせ持ったものです。その地域の住民の方にとって身近な医療拠点であることから、地域の方々の疾病予防や健康増進に貢献する役割を持っています。
医療機関と相互連携しながら薬物治療をサポートする「敷地内薬局」
患者さまや地域のニーズに応え、大型総合病院を中心とした医療機関の敷地内に設置された薬局です。2016年に厚労省が定める保険薬局の規則が変わり、医療機関の敷地内における薬局設置の認可ルールが緩和され、特段の仕切りなく敷地内に薬局を開設できるようになりました。病院の敷地内にあるため、患者さまの利便性の良さだけでなく、薬の専門家である薬局と医療機関が連携して相互に情報共有しながら、患者さまの薬物治療をサポートしていくことが期待されています。
調剤薬局の開発
医薬分業コンサルテーション
「真の医薬分業の実現」を創業の理念とする日本調剤では、分業率100%を目指して医療機関に向けたコンサルティング活動を行っています。社内に不動産鑑定士、一級建築士等の店舗開発の専門家がおり、分業決定後の出店にあたっては、案件ごとの条件にマッチした店舗を開発。立地の決定から店舗設計までを自社で行うことにより、スムーズかつスピーディーな出店を実現しています。
メディカルセンター(医療モール)開発
同じエリアに複数の医療機関が集積して、質の高い医療サービスを提供する医療モール。日本調剤では、その医療モールの開発を30年以上前から「メディカルセンター」と名づけて行ってきました。長年にわたり培ってきた実績とノウハウを生かして、スムーズな医院開業のサポート活動を行っています。