お薬の効果と副作用

お薬を知ろう

主作用と副作用

かぜ薬の目的は、熱を下げたり鼻水を止めたりすることです。このように病気を治したり軽くしたりする働きを「主作用」といいます。それに対して、眠くなることなど本来の目的以外の働きを「副作用」といいます。

かぜをひいてお薬を飲んだ時

副作用の症状の例

 ・眠くなる

 ・のどがかわく

 ・身体がかゆくなる

 ・身体にブツブツが出る

 ・動悸がする

 ・めまいがする

 ・お腹が痛くなる

 ・下痢をする

上記の症状のような「ふだんと違う、おかしいな?」と思ったら、できるだけ早く医師・薬剤師に相談しましょう。

お薬の服用を中止したり、お薬を変えるなどの対応をする場合があります。副作用も早期発見を心がけていれば、重篤化を防ぐことに大いに役立ちます。
よくあるご質問

Q:なぜ副作用って起こるのですか?
Q:薬を飲んで身体がかゆくなりました。どうすればいいですか?
Q:薬で副作用が出た場合サポートを受けられますか?

副作用のリスクを避けるために

副作用が起きないよう、患者さまご自身でも以下の点にご留意ください。

用法・用量を必ず守る

「早く治したいからもう1錠」などの自己判断は厳禁です。他の人が病院でもらったお薬はもってのほか、病状が似ているからといって以前もらったお薬を使うことはやめましょう。

医師・薬剤師に伝える

お薬手帳や初回質問票を利用しながら、自分の体質や病状、副作用の経験、服用中のお薬などの情報を事前に医師・薬剤師に伝えましょう。

自分のお薬を知る

一緒に飲んではいけないお薬や食べ物について薬剤師からしっかり聞きましょう。薬局によってお薬と一緒にお渡しする「お薬の説明書」には、副作用についての記載もしています。

薬物アレルギー

お薬の副作用としてアレルギー症状が出る場合があります。

薬物アレルギーの主な症状

 ・発疹

 ・皮膚や目のかゆみ

 ・肝障害

 ・血液障害

 ・気管支喘息

 ・関節痛

 ・リンパ節腫張

 ・アナフィラキシーショック

 ・スティーブンス・ジョンソン症候群

こんな方は必ず医師・薬剤師にお伝えください

・一度でも軽症でも薬物アレルギー症状を起こしたことがある

・家族に薬物アレルギーを起こしたことがある人がいる

一度薬物アレルギーを起こすと体内にそのお薬に対する抗体ができ、その後同じようなお薬を飲んだときにアレルギーを起こすことがあります。

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