2024.10.09(水)
レポート
【JPニュースレター】「2024年度日本調剤グループ学術大会全国大会」「JP-CSアワード2024ロールプレイ大賞本選」を開催
■薬局の役割が拡大していく中で「自分たちに何ができるのか」、職員自らが模索
「2024年度日本調剤グループ学術大会全国大会」
2016年に始まった日本調剤の社内学術大会は、日常業務の中で見出した疑問を出発点に、数多くの職員が研究発表に挑戦し、知見を共有する機会として、年に1度開催されています。2022年からは、現地開催とオンライン開催を併用したハイブリッド形式で実施しています。
2024年度のテーマは「これからの薬局を考える~薬局の役割拡大と未来の展望~」です。一般演題では、全国8ブロックの予選会で選出された全16演題を2会場に分け、発表と質疑応答の内容は審査されました。入社2年目の若手からベテランまで、グループ全体でノウハウの共有と専門性の向上をはかりました。
《最優秀賞を受賞した薬剤師2名による演題発表の様子》
「JP-CSアワード2024ロールプレイ大賞本選」
日本調剤では創業以来、薬局スタッフの応対力向上に力を入れており、2008年からは毎年、社内表彰制度「JP-CS※1アワード」を開催しています。「JP-CSアワード」では、患者さま満足度アンケートをもとに質の高いサービスを提供している店舗および店舗スタッフをたたえる「店舗表彰(BPB※2)」と「個人表彰(BSH※3)」を設けています。2017年からは、舞台上で接客のロールプレイを披露する「ロールプレイ大賞」を加えた3本立てで表彰を行っており、ロールプレイ大賞の出場者は延べ約780名に達しました。
2024年度のロールプレイ大賞のテーマは「あなたがつなげる、明るい未来~温かさを伝える安心感が健康を支える~」です。舞台上に薬局店内を再現し、制限時間7分の中で、薬剤師は服薬指導、オペレーター・管理栄養士は健康相談のロールプレイを行います。今年度は全国の予選会を勝ち抜いた18名が「薬剤師部門」「オペレーター・管理栄養士部門」に分かれ、その応対スキルを競い合いました。
また、これまで全7回のロールプレイ大賞開催を通じて、患者さま応対のナレッジを社内に十分に蓄積できたこと、ならびに応対力向上について一定の成果が得られたことを受け、ロールプレイ大賞は今年度を以て終了となります。
《最優秀賞の受賞者2名によるロールプレイの様子》
※1 CS…Customer Satisfaction(顧客満足)の略称
※2 BPB…Best Pharmacy of Branch(最も優れた薬局店舗)の略称
※3 BSH…Best Staff of Hospitality(最もホスピタリティ精神の高いスタッフ)の略称
すべての演題・ロールプレイ終了後、審査員による審査に加え、「オーディエンス賞」選出のため聴講者全員による投票を行いました。学術大会では、各会場で「最優秀賞」と「オーディエンス賞」が1名ずつ選出されました。また、ロールプレイ大賞では、薬剤師部門とオペレーター・管理栄養士部門から「最優秀賞」と「優秀賞」が1名ずつ選出されたのに加え、「オーディエンス賞」1名が選出されました。
日本調剤では、薬局スタッフが互いに専門性を磨き合い、さらなるレベルアップを図るとともに、今後の地域医療に貢献できる人材育成に注力していきます。
<日本調剤グループについて> https://www.nicho.co.jp/brand/
日本調剤グループは、すべての人の「生きる」に向き合う、という揺るぎない使命のもと、調剤薬局事業を中核に、医薬品製造販売事業、医療従事者派遣・紹介事業、情報提供・コンサルティング事業を展開する、多様な医療プロフェッショナルを擁したヘルスケアグループです。医療を軸とした事業アプローチによる社会課題解決を通じて持続可能性を追求し、すべての人の「生きる」に貢献してまいります。
<日本調剤株式会社について> https://www.nicho.co.jp/
1980年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っています。現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約4,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ています。また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みだけでなく、早くからICT投資を積極的に進めており、超高齢社会に必要とされる良質で革新的な医療サービスの提供を行ってまいります。
<JP Newsletterについて>
本ニュースレターは、日本調剤の薬局や薬局で働く薬剤師・医療事務・管理栄養士のことを皆さまにご理解いただくために、随時、発行しています。超高齢社会を迎え、地域における医療の重要性が高まる中、身近な医療提供・健康管理の場である調剤薬局、そして薬や栄養などの専門知識を持った薬剤師・管理栄養士は、地域における医療・健康管理の重要な担い手として期待されています。