薬剤師のおしごとに大人も子どもも大はしゃぎ! 与謝野薬局「薬局祭」で子ども薬剤師体験を開催

イベントレポート

 7月29日(土)日本調剤 与謝野薬局(京都府与謝郡与謝野町)では、昨年に引き続き、子ども薬剤師体験などができるイベント「薬局祭」を開催しました。開局2周年を記念して行われたこのイベントでは、地元の子どもたち30人が参加し、調剤室でお薬に見立てたお菓子を使って調剤からお薬のお渡しまで、一連の薬剤師業務を体験しました。

 「薬局祭」は、日ごろ当薬局をご利用いただいている患者さまや地域の皆さまへの感謝の気持ちを伝えたいという薬局スタッフの思いをきっかけに、昨年から実施している恒例イベントです。

 今年は昨年大好評だった「子ども薬剤師体験」のほか、専用機器を使用した「肌年齢測定」や薬剤師による「お薬相談会」を開催しました。目玉イベントである「子ども薬剤師体験」には、昨年も参加してくださったリピーターの方や「将来薬剤師になりたくて来ました」という薬剤師志望の方まで、3歳~13歳の30人の子どもたちが参加し、薬局店内は子どもたちや保護者の方々で大いに賑わっていました。

 

■頭と体を使って、“お薬”の調剤体験!

 まずは子ども用の白衣に着替えて、普段入ることのない調剤室に入り、一人ひとりに用意された模擬処方せんに沿って調剤体験を行います。

 実際の調剤業務で使用している調剤システムや道具を使い、錠剤や粉薬に見立てたお菓子や粉茶を一回の使用量ごとに小分けにする分包化や、軟こうに見立てたクリームチーズの混合を行いました。おいしそうなお菓子の誘惑に時折負けそうになりつつ、小学生の子どもたちは習いたての足し算やかけ算を使って一生懸命計算しながら、決められた用量の“お薬”を調剤しました。

 子どもたちが一番苦戦していたのは、クリームチーズと着色料の混合。慣れないヘラでクリームチーズをやわらかくするのに悪戦苦闘していました。全自動軟膏練り機を使い、あっという間にきれいに混ざった様子を見て、子どもたちからは「わあ!きれい!」と感嘆の声が上がっていました。

 付き添いの保護者の方も、薬剤師がいつもどのようなことに気を付けながら仕事をしているのかを目の当たりにし、興味津々な様子でした。

■お薬のチェック・お渡しまで本格的な薬剤師業務を体験

 調剤体験だけで終わらないのが、与謝野薬局での薬剤師体験の特徴です。調剤後は、薬剤師の大事な業務のひとつである、そろえた“お薬”に間違いがないかどうかを確認する「鑑査」と、患者さま役の保護者の方にお薬の説明とお渡しをする「服薬指導」も行いました。

 子どもたちは、プロ顔負けの真剣なまなざしで自分の作った“お薬”を入念にチェックしていました。最後の「服薬指導」では、恥ずかしそうに薬の説明をしていた子どもたちでしたが、保護者の方はとても嬉しそうな様子で耳を傾けていました。

 すべての体験を修了した子どもたちには、最後に一人ひとりに表彰状が手渡しされ、満足気な様子でした。

 日本調剤では、医療サービスを提供する企業として、今後も地域の皆さまへお薬や健康管理に関する情報提供の機会を積極的に設けていきます。

 

  

【イベント概要】

日  時:平成29年7月29日(土) 午前10時~午後4時

会  場:日本調剤 与謝野薬局

内  容:・子ども薬剤師体験

     ・肌年齢測定

     ・薬剤師による健康相談

     ・バルーン風船講座

参加人数:30人


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