大流行に備えよう!インフルエンザ

栄養のはなし

咳込むマスク姿の女性

もしかして…インフルエンザ?風邪との違い

体温計を確認している様子

気温が低くなるにつれて流行する「インフルエンザ」。特に空気が乾燥する12~3月にかけては、流行のピークなので注意が必要です。

インフルエンザは一般的な風邪とは違い、重症化しやすいことが特徴なので、早めに予防しましょう。

インフルエンザの特徴

発症時期

冬季に流行

症状の進行

比較的急速

発熱

高熱(38℃以上)

主な症状(発熱意外)

・咳、のどの痛み、鼻水

・全身倦怠感、食欲不振

・関節痛、筋肉痛、頭痛

風邪の特徴

発症時期

1年を通じて発症

症状の進行

比較的緩やか

発熱

微熱(37~38℃)

主な症状(発熱以外)

・くしゃみ、咳

・のどの痛み

・鼻水、鼻づまり

インフルエンザに負けない体をつくろう!

あなたは大丈夫?インフルエンザのかかりやすさチェック

□ 予防接種を受けていない

□ 人混みに行く機会が多い

□ 最近忙しくて疲れ気味だ

□ 睡眠不足が続いている

□ 帰宅後に手を洗わない

□ 食事を抜くことがある


上記のチェックリストに当てはまった方は、注意が必要です。インフルエンザにかからないためには、普段から「手洗い・うがい」「マスクの着用」を心がけることが大切です。しっかりと睡眠をとり、1日3食バランスの良い食事をとるようにしましょう。

日常的にとりたい!おすすめの食材

栄養が偏った食生活を続けると、細菌やウイルスなどの病原体から体を守る「免疫力」が低下すると言われています。肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などに含まれるたんぱく質は、体力の維持や免疫機能に関わっているので、意識して食事の中に取り入れましょう。さらに野菜や果物を加えると、ビタミン・ミネラルも一緒にとることができるのでおすすめです。
フルーツヨーグルト

おすすめの食材組み合わせ

ヨーグルト+旬の果物
アジの南蛮漬け

青魚+旬の野菜

管理栄養士のお悩み解決部屋

インフルエンザにかかったら、何を食べるといいの?

食欲がない時は、食べやすいものを少しずつ食べるようにしましょう。脂肪が多い食べ物は、消化しにくいので控えた方が良いでしょう。

下痢や嘔吐の症状がある時は、胃腸にやさしいうどんやおかゆなどがおすすめです。一緒に卵や豆腐、野菜などを組み合わせて、たんぱく質とビタミン類の補給も心掛けましょう。

水分補給はスポーツドリンクと経口補水液、どっちがいいの?

軽い運動・入浴時などの日常生活の水分補給であれば、スポーツドリンクで十分です。しかし、激しい運動で大量に汗をかいた時や脱水症状の時には、経口補水液が適しています。特に、発熱・下痢・嘔吐時は脱水状態になりやすいので、経口補水液がおすすめです。自宅に数本用意しておくと安心です。

※医師から食事の指示がある場合は、その指示に従いましょう。

参考文献:厚生労働省.‟インフルエンザの基礎知識”. https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf 厚生労働省.‟e-ヘルスネット,たんぱく質”. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html 独立行政法人国立病院機構舞鶴医療センター https://maizuru.hosp.go.jp/staff/food-info.html

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