マスク着用時は特に注意を!熱中症予防【栄養だより2021年7月号】
栄養のはなし
熱中症について知ろう!
熱中症の症状と重症度分類
「立ちくらみ」の状態を指します
筋肉痛・筋肉の硬直
筋肉の「こむら返り」のことを指し、汗をかき塩分が失われることにより起こります
手足のしびれ・気分の不快
軽い意識障害を認めることがあります
呼びかけへの反応がおかしい、歩けないなどの症状が起こります
熱中症はどのようにして起こるの?
・エアコンの無い部屋
・閉め切った屋内
・気温の急な上昇
・高齢者や肥満の方
・低栄養状態
・二日酔いや寝不足
・長時間の屋外作業
・水分補給ができない状況
-
熱中症を予防するために、次のことを心がけよう!
●涼しい服装
●日陰を利用
●日傘・帽子を利用
●水分・塩分補給
暑さを感じたら無理をせず、体調の悪いときは特に注意してください。
熱中症にかかりにくい体づくりをしよう!
意識して摂りたい栄養素
汗をかくことで、カリウムも失われてしまいます。体内のカリウムが不足すると脱水症状を引き起こしやすくなるため、日頃から意識して摂りましょう。
※腎機能が低下している方は医師の指示に従いましょう。
野菜、果物、海藻類、豆類などに多く含まれています。トマト、きゅうり、ナスなどの夏野菜は水分もカリウムも豊富なのでこれからの時期におすすめです!
糖質をエネルギーに変えるとともに老廃物を代謝する働きがあるので疲労回復に役立ちます。
豚肉、うなぎ、豆類などに多く含まれています。
ストレスへの抵抗力を高めると言われているので、暑さなどでストレスを強く感じるときには積極的に摂りましょう。
果物、野菜、いも類などに多く含まれています。
朝ごはんはしっかり食べよう
管理栄養士のお悩み解決部屋
気温が高い日にずっとマスクを着用してると、どんなリスクがあるの?
人との距離を保てないときにはどうすればいいの?
-
暑さを避けるポイント
・シャワーやタオルで体を冷やす
・エアコンを活用する
※使用中もこまめに換気をしましょう
・部屋の温度を測る(28℃が目安)
熱中症に気を付けながら夏を乗り切りましょう!
厚生労働省.”新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました”.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html,環境省.”熱中症環境保健マニュアル 2018”.https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php, 環境省.” 熱中症の予防方法と対処方法”.https://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php,沢井製薬株式会社.”脱水症・熱中症・熱射病を予防するには”.サワイ健康推進課.https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/201408.html,全国健康保険協会.”7月 油断大敵! 熱中症にご用心”.https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h30/300701001/,大鵬薬品工業株式会社.”夏バテ対策にこのビタミン!”.https://www.taiho.co.jp/kenko/onayami/natsubate/contents02.html,江崎グリコ株式会社.”栄養成分百科”.https://jp.glico.com/navi/dic/index.html,大塚製薬株式会社.”熱中症からカラダを守ろう”.https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/,ダイキン工業株式会社.”熱中症の困りごとと解決法”.https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory/heatstroke/
関連記事
-
いよいよ夏本番!!熱中症・脱水症に気をつけよう【栄養だより2019年7月号】日本調剤の薬局(一部のみ)では、季節に合わせた健康情報をお届けする情報紙として、毎月「栄養だより」を配布しています。ご自身の食事や健康に興味を持ち、生活習慣を見直すきっかけにしてもらいたいという思いから、管理栄養士が健康に関する情報を発信しています。その中から一部内容を編集してご紹介します。栄養のはなし
-
本格的に夏が始まる前に備えよう!紫外線対策【栄養だより2021年5月号】日本調剤の薬局(一部のみ)では、季節に合わせた健康情報をお届けする情報紙として、毎月「栄養だより」を配布しています。ご自身の食事や健康に興味を持ち、生活習慣を見直すきっかけにしてもらいたいという思いから、管理栄養士が健康に関する情報を発信しています。その中から一部内容を編集してご紹介します。日差しが強くなるにつれて気を付けなくてはならないのが紫外線です。紫外線を浴び過ぎることで、日焼け以外にも人の身体に悪影響を及ぼすことが知られています。今回は、夏が本格的に始まる前から準備しておきたい紫外線対策を学んでいきましょう!栄養のはなし
-
暑さに負けないカラダをつくる!夏バテ対策【栄養だより2019年8月号】日本調剤の薬局(一部のみ)では、季節に合わせた健康情報をお届けする情報紙として、毎月「栄養だより」を配布しています。ご自身の食事や健康に興味を持ち、生活習慣を見直すきっかけにしてもらいたいという思いから、管理栄養士が健康に関する情報を発信しています。その中から一部内容を編集してご紹介します。栄養のはなし