来年も健康に過ごすために!年末の食事や過ごし方に気を付けよう【栄養だより2022年12月号】
栄養のはなし
年末も糖質・脂質の摂り過ぎに注意しよう!クリスマスの食事
クリスマスに注意すべき食事メニュー
フライドチキンや唐揚げ、ポテトフライなどの揚げ物は脂質が多く、食べ過ぎないように注意が必要です。例えばフライドチキンや唐揚げは、ローストチキン、ローストビーフに変えることで、脂質の摂取量を抑えることができます。調理法にも注目して、食品を選んでみましょう。
またピザやグラタン、パスタなど糖質に偏りやすいものは、単品で食べるのではなく、葉物野菜のサラダや野菜たっぷりのスープなどの副菜と組み合わせるのがおすすめです。
糖質の多い清涼飲料水や、糖質・脂質の多いケーキの食べ過ぎは、中性脂肪の数値を上昇させる要因となり、肥満や脂肪肝につながる恐れがあります。
ケーキのエネルギーや糖質、脂質の量をあわせて確認してみましょう。
種類によってこんなに違う!ケーキの栄養素
寒い冬のお供!年末は上手にこたつで温まろう
こたつに長時間入った際に起こる、体への悪影響
こたつに入っていない上半身と、こたつで急激に温められた下半身。この寒暖差は、体温を調節する自律神経の働きを乱す原因となります。
体温の上昇によって、普段よりも多くの水分が体から失われます。水分が過度に失われると、めまいや頭痛、こむら返りなどの体調不良を引き起こす恐れがあります。
腸内の酵素は37℃で最も効率的に働くといわれているため、体温がそれ以上の温度に上昇することで、消化酵素が働きづらい環境になってしまう恐れがあります。
こたつで温まる際のポイント
□ 1時間に一度はこたつから出る
□ こまめに水分補給をする
□ 厚手の服や靴下を履いたまま入らない
□ お酒を飲んでこたつで寝ない
管理栄養士のお悩み相談部屋
寒くなると血圧が上がってしまいます……。簡単にできておいしい、おすすめの減塩メニューを教えてください!
和食に牛乳をプラスする5つのメリット
牛乳のコクがプラスされるため、しょうゆや味噌などの調味料を減らしても、物足りなさを感じにくくなります。
②カルシウムが豊富に
和食で不足しやすいカルシウムを、高い吸収率で効率よく補えます。
③たんぱく質の摂取量をアップ!
良質なたんぱく質を摂取できます。
④手軽で簡単
牛乳のコクとうま味でだしいらず!手軽につくれます。
⑤さらにおいしく!
魚の生臭さなどを抑え、ふっくら仕上がります。
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日本調剤の管理栄養士へのご相談は、処方箋をお持ちでない方でも、どなたでもご利用いただけます。病気というほどではないけれど、ちょっと健康のことが気になるな……糖質・脂質の摂り過ぎを防ぐ食事についてもっと話を聞いてみたい!と思ったら、ぜひお気軽にお近くの日本調剤にお立ち寄りください。
【参考文献】MSD株式会社.”かしこく改善!”脂肪肝”の方の食事” ,女子栄養大学出版部.”毎日の食事のカロリーガイド第3版”,江崎グリコ株式会社.”長居し過ぎで体調を悪くしてませんか?こたつで健康に温まるポイント” .2018年10月31日.https://cp.glico.com/bifix/article/2018/01/31/post_158.html,森永乳業株式会社.”乳和食”.https://www.morinagamilk.co.jp/learn_enjoy/mskitchen/nyuwasyoku/,株式会社明治.”はじめよう、おいしい乳和食”.https://www.meijioishiigyunyu.com/special/nyuwashoku/.(閲覧日:2022年11月14日)
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