お薬のカタチ

お薬を知ろう

お薬のカタチいろいろ

お薬はそれぞれの用途や目的に合わせて形を変えて作られています。

内用剤

口から飲むお薬

外用剤

皮膚、目・口・鼻などの粘膜に使用するお薬

注射剤

皮膚や筋肉、あるいは血管内に直接入れるお薬

カタチを変えるのは何のため?

1.使いやすくする(味や飲みやすさ、取り扱いなど)

2.効果が早く現れるようにする

3.効果が長時間続くようにする

4.病気やケガに直接作用させることができる

錠剤や散剤の特徴と工夫

もっともよく利用される錠剤と散剤について、特徴と工夫のポイントをご説明します。

錠剤

・携行しやすく比較的長期保管できる
・用量もわかりやすく一般的に服用しやすい
・苦い味を隠すようコーディングされていたり、溶け方が段階的になるようになっていたりと、工夫がされたものもある。
段階的に溶けることで、効果を発揮したり副作用を軽減します。

●こんな錠剤も

口腔内崩壊錠

口の中ですぐに溶け、水がなくても飲めるのが便利


散剤(粉薬)

・錠剤やカプセル剤に比べ早く体内に吸収されるため、早い効果が期待できる。

・簡単に量が調整できるので、体重や年齢に合わせた処方が可能。

・2種類以上の散剤を混ぜ合わせ調剤することもできる。

●こんな散剤も

顆粒剤

粒が大きくコーディングがされていて苦さを抑えたり、飲み込みやすいよう工夫されたもの。

ドライシロップ

甘みをつけた散剤または顆粒剤で、そのままでも、水に溶かしてでも飲むことができ、お子さま向けによく利用されます。


お薬のカタチを変えて、飲みやすく

お子さまやご年配の方は、種類や形によっては服用が難しい場合があります。同じ成分で違うカタチのお薬に変更が可能な場合がありますので、薬剤師に相談しましょう。

お子さまの場合

粉薬(散剤)が苦手
→ドライシロップへ変更することで、飲みやすくします。

ご年配の方の場合

錠剤やカプセルが飲みにくい
→口腔内崩壊錠や散剤、シロップ剤、貼薬、坐薬などに変更できるお薬もあります。
よくあるご質問

Q:錠剤が一口で飲みにくいから砕いて飲んだらだめ?

Q:粉薬が苦手なのですが、どうすればいいですか?

Q:子どもが薬を嫌がります。ちゃんと飲んでくれる方法はないですか?

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