ギギショウカイ(疑義照会)とは?

薬局のきほん

処方箋の確認をして電話をする薬剤師
“ギギショウカイ”という言葉を耳にされたことはありますか?

漢字では、疑義照会と書きます。簡単に言うと、薬剤師が処方箋の内容について、発行した医師に問い合わせることです。ここでは、疑義照会の具体的な内容についてご紹介いたします。

疑義照会とは?

医師が発行した処方箋は必ず薬剤師がチェックします。

電話をする薬剤師の様子

薬剤師は、その知識・経験や患者さまの薬剤服用歴などから、患者さまの生命や健康上のリスクの発生について、未然に防ぐ役割を担っています。『処方せん中に疑わしい点(疑義)がある場合は、発行した医師等に問い合わせて確かめること (照会)ができるまで調剤してはならない。』これは法律で定められた薬剤師の義務です。(薬剤師法第24条) 

具体的には以下のようなことをチェックしています。

◎薬剤名は正しいか

◎処方箋に不備はないか

◎副作用や薬物アレルギーの疑いはないか

◎用量・用法は適正か

◎同一・類似成分を含む薬の重複はないか

◎相互作用(飲み合わせ)は問題ないか

日本調剤の疑義照会率が高いワケ

日本調剤の疑義照会率(枚数ベース)は高く、9.9%(2017年度/当社調べ)。全国平均(枚数ベース)※の2.56 (2015年度)を上回っている数値です。

※日本薬剤師会「成27年度全国薬局疑義照会調査報告書」


これは、日本調剤の創業の理念である「真の医薬分業の実現」により、医師と薬剤師がそれぞれの専門家として対等な立場に立つことが患者さまの利益になるという姿勢の一つの表れだと思っています。

日本調剤では、今後も一層患者さまに信頼される調剤薬局・薬剤師を目指して、取り組んでいきます。

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