お薬の保管 6つのキホン
お薬を知ろう
家に持ち帰ったお薬、普段どのように保管されていますか?食品のように、お薬を冷蔵庫に入れておけば長持ちすると思っている方もいらっしゃるのでは?
でも、一般の錠剤やカプセル剤は、冷蔵庫に入れると取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、室温で保管することが基本です。
こうした勘違いをリセットしトラブルを避けるためにも、いま一度、お薬の保管方法について見ていきましょう。
でも、一般の錠剤やカプセル剤は、冷蔵庫に入れると取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、室温で保管することが基本です。
こうした勘違いをリセットしトラブルを避けるためにも、いま一度、お薬の保管方法について見ていきましょう。
保管のキホン1 高温・多湿・直射日光を避ける
お薬は、光や温度、湿度などによって効能が落ちる場合が多くあります。保管方法にとくに指示がない場合は、湿気、日光、高温を避けて、室内で保管します。
・容器のふたや栓を固くしめましょう
・直接日光があたらないところに置きましょう。
・暖房器具の近くには置かないようにしましょう。
・日中に長時間、お薬を車の中に置かないようにしましょう。
保管のキホン2 冷所保存の指示がある場合は冷蔵庫に保管
冷所保存など、冷蔵庫で保管するように指示があるお薬もあります。主にシロップ剤や目薬、坐薬、未開封のインスリンなどです。このとき凍らせないように注意しましょう。
もちろん、その他の指示があれば、それを守るようにしてくださいね。
もちろん、その他の指示があれば、それを守るようにしてくださいね。
保管のキホン3 お薬以外のものと区別して保管する
食品、殺虫剤、防虫剤などと一緒にしまっておくと、間違って飲んでしまう危険があります。それを避けるために、救急箱やお薬置き場など、お薬だけを保管する場所を決めましょう。
また、お薬は個人ごとにとりまとめておくと、誤飲の防止につながります。
保管のキホン4 お薬の容器を入れ替えない
お薬の入っていたビンから他のものに移し替えたりすると、中味や使い方がわからなくなってしまうことがあります。誤用を避けるために、容器はそのままに保管しましょう。
保管のキホン5 古いお薬は捨てる
お薬には使用期限があります。それを過ぎたら、もったいないと思わないで、捨てるのが基本です。使用期限内でも、いつもと違う見た目や味だと思ったら、使用を控えてください。
医療用医薬品(病院や調剤薬局でもらったお薬)
それぞれの患者さまの症状に合わせて治療に必要なだけ渡されるものですので、お薬を処方された日数が使用期限です。原則正しく服用して使い切っていただくものですが、事情により余った場合は、薬剤師に相談してください。
一般用医薬品(OTC医薬品)
箱やラベルなどに使用期限が書いてあります。ただし、未開封の場合の期限ですので、開封後は早めに使うようにしてください。
保管のキホン6 子どもの手の届くところにお薬は置かない
子どもはなんでも口に入れたがります。手の届かないところに保管しておくのは基本ですが、食後飲もうとして用意していたお薬を、目を離した隙に間違って口の中へ…なんて事故も起こりかねません。
子どもの誤飲事故の約17%が医薬品・医薬部外品という報告があります*。
お子さまがいらっしゃるご家庭では、油断は禁物です。
*厚生労働省「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」(2018年度)
以上、保管の基本として6項目お伝えしました。体に直接影響するものですので、正しく保管してご利用ください。
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