おいしく、楽しく、健康に♪間食を上手に活用しよう【栄養だより2023年8月号】
栄養のはなし
間食とは?
成人の間食の目安量と、コンビニで購入可能なおすすめ食品
ライフスタイル別!間食の活用方法
さまざまな種類のドライフルーツ
ヨーグルトや牛乳、ドライフルーツなどを摂取することで、日本人が不足しがちな栄養素であるカルシウムや食物繊維を補うことができます。
食事と食事の間隔は4~5時間が理想的だといわれています。それよりも時間が空いてしまう人は、おにぎりやサンドイッチなどを昼食と夕食の間に摂取することで、夕食の食べ過ぎや、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
運動前には消化が良く、素早くエネルギーになるおにぎりやバナナなどの糖質を、運動後には疲労回復を早めるカステラやきなこ餅などの糖質とたんぱく質を摂取すると良いでしょう。
間食をすすめたい人
1個あたり約190kcal
1切れあたり約110kcal
小さめのカップ1個あたり約200kcal
管理栄養士のお悩み相談部屋
体重が増えたので間食を控えた方が良いと言われましたが、どうしても食べたくなってしまいます……。
間食を控えた方が良い人
また、間食を摂る場合は、低エネルギーかつ糖質や脂質、塩分が多すぎない以下のような食品を選びましょう。
25g程度(片手1杯分)で約150kcal
20g程度(個包装3~5枚分)で約120kcal
100~200g程度(1/4~1/2パック分)で約150kcal
GI:食品に含まれる糖質の吸収度合いを示す値である、グリセミックインデックス(Glycemic Index)の略。GI値が55以下の食品は「低GI食品」と呼ばれ、GI値が低い食品ほど血糖値の上昇が緩やかになるといわれている
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日本調剤の管理栄養士へのご相談は、処方箋をお持ちでない方でも、どなたでもご利用いただけます。病気というほどではないけれど、ちょっと健康のことが気になるな……自分の食事量や体調に合う間食について、もっと話を聞いてみたい!と思ったら、ぜひお気軽に、お近くの日本調剤までお立ち寄りください。また、薬局にご来局いただかなくても、オンライン栄養相談でも皆さまの食事・栄養をサポートしております。オンライン栄養相談をご希望の方は「栄養相談/認定栄養ケア・ステーション」を選択の上、お問い合わせください。
【参考文献】日清オイリオグループ株式会社.”補食は練習前後に正しくとりましょう”.https://www.nisshin-oillio.com/sports/body/03.html,厚生労働省.”間食のエネルギー(カロリー)”.e-ヘルスネット.2019年6月14日.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-013.html,農林水産省.”おやつの意味を知りましょう”.https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/oneday/idea2.html,株式会社明治.”教えて!チョコせんせい!”.https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/chocokoka/howto/,大塚製薬株式会社.”血糖値とGIの関係性”.https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/glycemic-index/glucose-level/,香川県.”糖尿病を予防するには”.https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkosomu/yobou/tounyounavi/measure.html(閲覧日:2023年7月11日)
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