腸内環境と生活習慣病の関係について学ぼう!【栄養だより2024年2月号】
栄養のはなし
腸内環境と生活習慣病
腸内環境と生活習慣病の関係について学び、生活習慣病のリスクを低減できる習慣を身に付けましょう。
そもそも、「生活習慣病」って?
腸内細菌のバランスと生活習慣
腸内細菌のバランスは、善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1がよいとされています。
腸内環境を整える食事のポイント
欠食や、食事と食事の時間が空いた反動によって一度の食事で食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こし、胃腸の不調や肥満のリスクにつながります。食事は1日3食、決まった時間に摂りましょう。
早食いは胃腸に負担をかけ、腸内環境を乱す要因のひとつです。食事の際はひと口ごとに箸を置き、20回程よくかんで食べましょう。
食物繊維はかみ応えがある食材に含まれていることが多いため、自然とかむ回数が増えます。また、食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることを助けてくれます。食物繊維は、こんにゃくやきのこ類、海藻類のほか、玄米やもち麦、全粒粉パンなどの穀類や、ごぼうやにんじん、かぼちゃ、ほうれんそうなどの野菜類に豊富に含まれます。野菜類は、加熱することでかさが減り、多くの量を食べやすくなるため、効率的に食物繊維を摂取したい方は煮る・蒸すなどの加熱処理を行いましょう。
管理栄養士のお悩み相談部屋
食物繊維が豊富な食品以外で、腸内環境の改善に役立つ食品はありますか?
腸内環境の改善に役立つおすすめ食品
生きた善玉菌を「腸内に届ける」食品のこと。
(例)ヨーグルト、チーズ、キムチ、みそ、納豆、ぬか漬けなどの発酵食品
腸内の善玉菌を「育てる」食品のこと。
(例)海藻、果物、きのこ類、穀類、豆類、キャベツ、玉ねぎ、はちみつなど
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたもの。
(例)ヨーグルト×バナナ、チーズ×アボカド、みそ×なめこなど
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日本調剤の管理栄養士へのご相談は、処方箋をお持ちでない方でも、どなたでもご利用いただけます。病気というほどではないけれど、ちょっと健康のことが気になるな……腸内環境を整える食事のポイントについてもっと知りたい方は、ぜひお気軽に、お近くの日本調剤までお立ち寄りください。また、薬局にご来局いただかなくても、オンライン栄養相談でも皆さまの食事・栄養をサポートしております。オンライン栄養相談をご希望の方は「栄養相談/認定栄養ケア・ステーション」を選択の上、お問い合わせください。
【参考文献】厚生労働省.”腸内細菌と健康”.e-ヘルスネット.2019年3月4日.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html,一般社団法人日本生活習慣病予防協会.”少食とは”.https://seikatsusyukanbyo.com/monthly/syosyoku/about/syosyoku.php,公益財団法人長寿科学振興財団.”食物繊維の働きと1日の摂取量”.健康長寿ネット.2023年8月17日.https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html, sonomono.”腸内細菌を詳しく学ぼう”.https://labo.sonomono.jp/analysis/chonai-1/(閲覧日:2024年1月22日)
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