人によって違うお薬の効き方や影響
お薬を知ろう
お身体の状況は人それぞれ
お身体に対するお薬の影響はさまざま。お身体の状況、年齢、体重、生活習慣、過去の病歴などが複合的に関係しています。ご自分の状況はきちんと医師や薬剤師にお伝えいただくことが、よりよい治療を受けるための第一歩です。
お身体の状況をきちんとお伝えいただくことで…
・個人の状況に合わせたお薬の使用を考えます
・副作用などのリスクが回避しやすくなります
・治療効果を高める服用のアドバイスができます
・副作用などのリスクが回避しやすくなります
・治療効果を高める服用のアドバイスができます
それぞれの注意点と影響
妊娠中・授乳中の方
母体を通じて、お子さまの成長にお薬が影響を及ぼす可能性があります。妊娠中の場合は、妊娠週数によって、その影響の度合いは変化するといわれています。
お子さま
身体が未発達のお子さまは、お薬を分解したり排泄する能力が弱いため、一般的にお薬の影響を受けやすくなります。
ご年配の方
肝臓や腎臓の働きが低下し、長期間、複数のお薬を使用していることも多いので、お薬が体内に留まる時間が長くなり、副作用のリスクは高まっています。
治療中の疾患・過去に疾患があった方
肝臓や腎臓の疾患をお持ちの方は代謝能力が低下しているため、お薬の効き目が変わることがあります。他にも注意の必要な疾患があります。
喫煙者
喫煙は酵素を活性化し、より多くのお薬が代謝されます。そのため、お薬によっては効きにくい場合があります。また、禁煙するとお薬が効きやすくなる場合があります。
飲酒量が多い方
お酒を飲み続けていると肝臓の代謝機能が高まり、お薬は効きにくくなります。ただし、アルコールの摂りすぎで肝臓の機能が低下している場合、お薬の効果が強くなります。
車・バイクの運転、危険な場所で作業される方
脳などの中枢神経に作用する向精神薬や眠くなる副作用を持つかぜ薬など、使用を控えた方がよいお薬があります。
副作用や薬物アレルギーの経験がある方
同じ成分のお薬や似たような成分のお薬などを使用すると、副作用やアレルギーを起こすリスクがあります。
※ 上記以外に注意が必要なこともあります。医師や薬剤師からの質問にしっかりとお答えいただくことで、リスクの軽減につながります。