受付からお渡しまでの流れ

薬局のきほん

調剤薬局はお薬をもらうだけの場所……と思っている方もいらっしゃると思いますが、実は患者さま一人ひとりの安全のために行っていることがあるのです。

1.処方箋を受け付けます

薬局の受付で患者さまに処方箋受付のご案内をする医療事務

医療機関で発行された患者さまの処方箋をお渡しください。

保険証

確認のため健康保険証をご提示いただくことがあります。

2021年3月からはマイナンバーカードが健康保険証としてご利用いただけるようになりました。

  • マイナンバーカードを手元に用意している様子
    マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリットとは?使用方法も解説!

お薬手帳

お持ちになった「お薬手帳」をお預かりいたします。

残薬

残っているお薬がたくさんあればお知らせください。

初回質問票について

初めての方には初回質問票にご記入をお願いしています。患者さま一人ひとりの体質や生活習慣に照らし合わせて処方内容を確認するための用紙です。
よくあるご質問

Q:なぜ、保険証を確認するのですか?

Q:なぜ残っている薬があるかを確認するのですか?

Q:他の薬局のおくすり手帳を出してもいいのですか?

Q:初回質問票はなぜ書くのですか?

2.処方箋を確認します

処方箋の確認をして電話をする薬剤師

処方箋の内容と薬歴(服用しているお薬の名前・量・日数などの記録)を確認して、不明な点などがあれば、処方した医師に問い合わせます。患者さまへ症状についてお伺いすることもあります。


・用法・用量は適切であるか

・同じ成分を含んだお薬が重複していないか

・飲み合わせなどの問題点はないか

・副作用歴、アレルギーや禁忌(当該医薬品を使用してはいけない)などはないか

・前回の来局から日がたっていないなどの理由で、お薬がたくさん残ってはいないか(残薬確認)


などを処方箋の内容、お薬手帳、過去の薬歴から確認します。

この間お時間をいただくことがありますが、ここでの確認作業が患者さまの安全を守ることにつながります。
よくあるご質問

Q:なぜ薬剤師が症状を聞くのですか?

3.ジェネリック医薬品のご案内をします

待合席に座っている患者さまに向かい、腰を落としてご案内する薬剤師

処方された内容によっては、経済性に優れたジェネリック医薬品への変更が可能です。

4.お薬を調剤します

調剤棚からピッキングする薬剤師

調剤とは、処方箋に基づきいろいろな薬剤を調製することです。飲みやすいように小分けにしたり、粉砕することもあります。軟膏や粉薬、シロップ剤同士の混合、一包化、煎じ薬の場合はお時間がかかることがあります。
よくあるご質問

Q:飲み忘れが多いので、ひとつのパックにまとめてもらえますか?

5.調剤されたお薬を確認します

一包化された薬剤を鑑査する薬剤師

患者さまにお渡しするお薬に間違いがないか、確認します。

6.お薬の説明をしてお渡しします

カウンターで服薬指導を行う薬剤師

患者さまの症状をお聞きしながら、お薬の飲み方、お薬の効果や注意事項などを説明します。正しく服用することが治療の第一歩です。わからないことや不安なことがありましたら、なんでもご相談ください。

7.薬歴に記録します

PCに向かい調剤システム入力をする薬剤師

患者さまが服用しているお薬の内容、副作用歴、アレルギーや説明した内容を毎回記録しています。患者さまの治療経過や今後の服薬指導の参考になります。
よくあるご質問

Q:待つのがいやなのですが、何か方法はないですか?

Q:処方箋を受付してから後日取りに来てもいいのですか?

Q:できあがる順番が前後する事があるのですか?

Q:FAXで処方箋を受け付けているのですか?

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